ドアロック リリースアクチュエータ

製品分野:自動車部品分野 │ 技術分野別:─

ドアロック リリースアクチュエータ

スライドドアのロックリリース機構を新開発

概 要

スライドドアにおいて、閉まっているドアのロック状態を解除しフリー にする機構品(ユニット)です。また、電動スライド式ドアの場合は、開いたドアのロック状態を解除させるときにも使用されます。

●出力トルク:3.5N·m
●作動時間:0.5sec
*非通電時Free:3.0N以下で動作すること

関連事項

クラッチ機構、ギヤユニット、樹脂化、軽量化、角線ばね、線ばね、
リングバネ、インサートナット、振動チェック、騒音管理、静音化
、2重インサート成形、歯車、モーター、ウォーム、ユニット品、
PA樹脂成形(カーボン繊維入り)

受託前状況

お客様サイド

  • 省スペースで現行品よりコスト低減できるユニッ
    トの開発を模索していらした。
  • 同業界の事例でヒントになるものはなく家電分野の技術を持つ仕入先に目を向けていらした。

IKKAサイド

  • IKKAの家電分野で培った技術を、自動車分野でも
    広めたいことから顧客先に訪問し、IKKA技術をご
    提案。具体的には、家電分野で培った技術(特に
    ビデオ関係の技術)を説明させて頂いた。
    アピールポイントは、ビデオデッキの部品点数を
    2,000点から1,000点に削減した改善実績など。

開発過程

開発前の状況

強力なバネの反発力を使うため、圧縮時も強い力が必要になる。

開発目標

それまでのアクチュエータはドアロックをリリースするのにモーターを駆動させロッド引くというもので、復帰をさせるのにモーターを逆転させて(引きずって)戻すため、強力なバネが必要であった。当然ユニットサイズも頑丈に大きくなっていて、これをいったいどうやったら小型化ができるのか? 抜本的、画期的新機構のアイデアが求められた。

家電分野、特にビデオデッキ関係の設計・組立技術を投入

IKKAの強み

アドバネクスグループとしてのバネ&クラッチに対する知見

IKKAの強み

新製品

クラッチ機構によりモーターの引きずり(逆転)がない構造を実現。

開発内容・成果

クラッチ機構の採用で内部の強力な復帰バネが不用になった。これにより圧縮に要していたパワーの無駄も無くなり、復帰もスピーディーになった。あらゆる面で小型化がなされ、車両の燃費改善にも貢献できた。

お問合せ・資料請求